1/29にNTT東西のフレッツ光回線のサービス卸を利用したドコモ光の詳細の発表が
ありました。
ですが、このサービス、問題点が多いと私は思います。
まず第一に、料金プランが複雑すぎる事。
・「ドコモ光パック」はなぜ複雑に?各社の”光コラボ+モバイルのセット割”を読み解く
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プロバイダがドコモnetというNTTドコモ直営サービス以外にもBIGLOBEやニフティ等、
既存の主要プロバイダを選べる仕組みになっているのですが、選ぶプロバイダによって
タイプAとタイプBと分かれており、サービス開始時期や料金が異なります。
同じサービスを受けるのに料金が違う事が、ユーザーにとっては分かりにくい。
第二に、パケットパックとドコモ光を組み合わせたドコモ光パックという
セット形態になっているのですが、固定と携帯回線を一緒くたにした価格提示のやり方
自体、結局の所安いのかどうかが分かりづらい。
さらに、パケット利用量が多いほど割引額が増える仕組みですが、auスマートバリューの
一律2年間1,480円(その後980円)割引に比べると、パケット利用料の少ないユーザーは
殆ど恩恵を受けない形になっています。
第三に、これが一番の問題なのですが、ドコモ光へ変更後フレッツ光へ戻した際、
固定電話番号が強制的に変更になる事
・ドコモ光、フレッツ光への再転用は不可 – 解約すると固定電話番号が変更に
http://
サービス開始時は、スマホを解約するとドコモ光も自動解約(単独利用不可)になる為、
一旦ドコモ光を契約すると、固定電話番号を変えたくない場合、事実上解約出来なく
なります。
固定→フレッツ光は勿論の事、固定→他社光でもNTT固定回線が休止扱いとなり、
他社光を解約する際はNTT固定を復活させる扱いにて基本的に戻せるので、これは
致命的な欠陥だと思いますね。
全体的に見て思うのですが、NTTグループや協力プロバイダの都合で料金プランや
仕組みを決めた感が強いですね。客の事を全然考えてないと思います。
これらの問題がある限り、ドコモ光を私はオススメしません。
—–追記 2/3 21:05—–
携帯を解約しても固定を維持できるように検討されているみたいです。
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これが実現すれば、一番の懸案事項は解消されそうです。
ただ、フレッツへ戻した際に固定電話番号を同番移行出来るよう検討していただきたいと
思います。